オーストリアに学べ!子育てとお小遣い、子どもがお金を大切にする心

子供たちがもらう「お小遣い」、日本では年齢や、学年によって、一定の額を両親からもらっていることが多いと思います。今回は、子育ての上で重要な金銭教育に役立つ、オーストラリアの子供たちの金銭感覚の身に付け方、お小遣い稼ぎの方法をご紹介します。

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プレゼントとおこづかい

  • プレゼントとおこづかい
オーストラリアでは、クリスマスや誕生日にはたくさんのプレゼントをあげますが、お祝いなどでお金をあげる習慣はあまりないようです。結婚式でさえプレゼントを持って行くのが普通です。しかし、最近はデパートや有名店のギフトカードが普及してきたのと、プレゼントを選ぶのに悩むよりはギフトカードをあげて自分の好きな物を買ってもらった方がいいと思う人が増えたので、プレゼントにギフトカードをあげるのもとても人気があります。

身内(特に子どもや孫)には誕生日カードなどに現金(オーストラリアドル10~50ドル/日本円換算約869円~4349円)をはさんであげたりすることもあります。子どものおこづかいは各家庭によって違うと思いますが、毎月いくらと決めているうちより、“お手伝いをしたら”とか“学校で賞をもらったら”とか約束しておこづかいをあげることが多いようです。相場は、お手伝いでは10セント~5ドルぐらい、賞では10ドル~100ドルぐらいでしょうか。

トゥースフェアリー(歯の妖精)とお金

  • トゥースフェアリー(歯の妖精)とお金
オーストラリアでは、乳歯が抜けるとトゥースフェアリー(歯の妖精)が来ると言われています。抜けた歯を夜寝る前に枕の下に入れて寝ると、(うちでは歯がなくなると嫌なので、水を入れたコップの中に歯を入れておきますが)夜中に妖精が来て歯の代わりにコインを置いて行ってくれます。

相場は一本2ドルぐらいですが、初めの歯だと5ドルや10ドルなどのお札をもらう子もいるそうです。歯が抜ける年齢になると、学校などで子どもたちの間で“トゥースフェアリー来た?いくらもらった?”と話題になっています。“友だちは10ドルもらったんだよ!” なんて話を聞くと、親はドキッとしますが、“うちに来たフェアリーは小さかったからコインしか持てなかったんだよ。”とごまかしたりしています。
歯が抜けるのはちょっぴり寂しい気持ちになりますが、妖精が来てくれるわくわく感と抜けた歯の代わりにお金がもらえるので、子どもたちは楽しい気持ちになるようです。サンタさんと似た風習ですが、何歳まで信じてくれるのかなあと思っています。

おこづかいと募金の関係

  • おこづかいと募金の関係
私の息子が行っている学校では、チャリティーや募金活動などをたくさんしていて、そのためのお金はおこづかいや自分で働いてもらったお金をあげるようにと先生に言われています。たとえば、家のお手伝いをしてもらったお金やガレージセールなどでいらなくなったおもちゃを売ったお金をおこづかいとして自分のためだけに使うのではなく、その一部を募金しようと教えています。
自分で作ったカップケーキや庭でできた果物や鶏の卵などを職員室で先生たちに売ってもいいというのは日本では考えられないことかもしれませんね。

他にもお金を集めるために子どもたちがイベントを企画したりします。例えば、ぬりえコンテストをしたり、ジャーの中に入った飴の数を当てるクイズをしたりして参加費を集めます。たいてい50セントから2ドルぐらいまでの参加費を払ってもらって、一番になった人に賞品をあげて、集まったお金は寄付します。

それから、ショッピングセンターの前でバイオリンなどの楽器を演奏してお金をもらったりする子もいます。一日演奏して100ドルぐらい寄付してもらった子もいるそうです。
毎年、募金で貯まったお金は生徒たちの手紙とともにスポンサーになっているアフリカの子ども達に送られ、教育費や食料やヤギを買うお金に使われるそうです。“学校で募金をするからお金ちょうだい”と親に言うのでは安易すぎるし、奉仕の精神ではありません。募金をする時は自分のおこづかいをわけてあげたり、何らかの手段で自分が生み出したお金をあげようという心持ちが大切なのだと思います。
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  • エムティー

    オーストラリアの田舎町で、日本語が全く話せないオージーの夫と日本語と英語を器用に使いこなすバイリンガルな息子と暮らしています。育児では悩むことも多いですが、基本前向きにがんばっています。どうぞよろしくお願いします。
    グローバルママ研究所オフィシャルリサーチャー。http://gm-ri.com/

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