おこづかい、もらい上手はベトナムに学べ!

ベトナム人は子どもも大人も受け取り上手の人が多く、日本人同士では、譲り合いそうな場面でも笑顔で好意を受け取る準備ができています。なかでも子どもたちは天真爛漫という言葉が似あうほどもらい上手。積極的な姿勢から学べることを探してみました。

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感謝の気持ちは「サンキューホーチミン」で!

  • 感謝の気持ちは「サンキューホーチミン」で!
縁起がいいとされる赤と金色で飾られた袋はベトナムの旧正月(テト)にお祝いとして渡すお年玉のポチ袋です。渡す相手は子どもたち。親戚の子どもに限らず、子どもの友達や近所の子にまで配ります。それから子どもの祖父母である両親、メイドさんや会社の部下などもベトナムのお年玉をあげる対象です。

ベトナムのお金に印刷されているのはどれも故ホーチミン主席です。このため、ベトナム人はお金が入ると「サンキューホーチミン」といってお金が入ったことに感謝の気持ちを伝えるのだとか。ベトナムのお金のやりとりには後ろ暗いところが見当たりません。お金が多く入るように努力し、入ったら感謝する。引け目や遠慮のない姿勢は、ぜひ見習いたいものです。

意外に財布のひもは堅い!?

  • 意外に財布のひもは堅い!?
ベトナム人のもらい上手は「外国人はお金持ち」だという先入観も相まってぼったくりなどのマイナスな形で現れることもあります。子どもたちのお年玉のおねだりも同様で、南部の代表的なおねだり文句「お年玉出して(Li xi di)」という端的なセリフにひいてしまう日本人もいることでしょう。

しかし、ベトナムの子どもたちは普段からおこづかいをもらっていない子がほとんど。お年玉は年に一度のお金をもらう機会であり、もらったお金も好きに使える分は限られていて、特別に必要なものがあるときや、お手伝いなどをしてママのポイントが貯まったときなどに、ママの指導のもとで一年間かけて使っていくという子どももいます。大胆不敵なセリフ「お年玉出して」の裏でこんなに堅実な消費がされているとは予想外でした。

また、旧正月にお年玉をねだる子どもたちとは別に、都市部の飲食店などでは年齢を偽って出稼ぎをする子どもたちや飲食店を回ってガムなどの小さなものを売り歩く子どもの姿も後を絶ちません。

ベトナムの子どもたちの背景にある過酷な経済環境を考えるとき、一見押しの強い「お年玉出して」も明るく前向きな言葉として受け取れます。筆者も子どもたちにお年玉をあげられることに感謝して「Thank you 諭吉さん」と言ってみようと思います。
  • ハノイ住む☆

    ベトナムの首都ハノイに住んで5年になります。経済的商業的発展においてはホーチミンに歴然とした差をつけられており、恐らくベトナムらしい風情を感じさせるという一点においてのみホーチミンに勝っているハノイ。もしベトナムに来られるのであればぜひホーチミンではなくハノイに来てほしい。そんな思いを抱きつつ、ハノイでローカル半分、日本人風半分な子育てをしています。グローバルママ研究所オフィシャルリサーチャー。

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