【離婚ファイル】宗教に傾倒する夫との苦しい生活(下)

現在、27歳の後藤真奈美さんは、大学卒業を機に結婚した。しかし夫が某宗教の熱心な信者だったため、価値観の違いで26歳の時に離婚。その決断を下すキッカケとなったのは、結婚式後の彼女を取り巻く環境だったという。

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【離婚ファイル】宗教に傾倒する夫との苦しい生活(上)

いつでもどこでも見られている

  • いつでもどこでも見られている
結婚式には近所に住む同じ宗教思想の人々も参加していましたから、その時に私の顔は完全に覚えられていたようです。なぜなら近所に出かける度に、その人たちから話しかけられることが多くなったのです。それは仕事帰りの駅だったり、スーパーで惣菜を買っている時だったりと様々です。
最初のうちは適当に挨拶をしていたのですが、何度も話しかけられるので、人目を気にするようになりましたね。あの人達は毎回『今度こういう集まりがあるのだけど来ない?』と謎の集会に誘ってくるのです。
私がいくら断っても、また別の日に出会えば同じような会合の誘いをしてくる。それがずっと続きました。

この人達には相手に気を使うという思考回路がないのかと思いましたね。もう惣菜を買うときですら、今まではゆっくりと選びながら献立を考えていたのが、予め購入する食材を考えておき、知り合いが周りにいないかを確認して、素早くカゴに目的の物を詰め込んでいました。あの時の私は万引きGメンの警戒心をも越えるオーラを出していたでしょうね。


特に嫌だったのが産婦人科などでも、ズケズケと話しかけてこられた時です。
そこでも彼女達は『今度、ブリザードフラワーを作る会をやるのだけど~』と世界一どうでもいい集まりの誘いをしてきました。その場ではなんとなく行くような素振りを見せるのですが、当日に具合が悪くなったと言って断り続けていました。
しかしあまりに何度も断り続けるのが気まずくなってきたので、そのことを夫に相談したのですが『1回くらい言ってくればいいじゃん』と適当な答えしか返ってこなかったですね。所詮、夫はあっち側の人間ですから、むしろ仲良くしてほしいと思っていたのかもしれません。

他にも選挙が近くなると執拗に某政党への投票を催促してくるなど、その頃になると真奈美さんの精神状態はストレスで限界に達していた。

離婚を決意する

  • 離婚を決意する
そんなストレスを感じる日々が続いていたある日、私が飼っていたうさぎが死んじゃったことがあったんです。火葬してもらわなきゃならないので、棺を購入しました。それでそこに入れるお花を買うため、夫とスーパーに行った時のことです。またあの集会に誘ってくる女に出会いました。
顔を合わして早々『今度、選挙があるわよね~』といつものように投票を促す話をされたのですが、私ははっきりと『大切にしていたペットがなくなり、今はそういう話が出来る精神状態じゃないので、すみません』と言いました。
にもかかわらず相手の女は『あらそうなの~。大変ね~。それで選挙のことなんだけど~』と再び選挙の話を蒸し返してきたのです。なにより一番ガッカリしたのが、近くに夫がいたのに、止めてくれなかったこと。私が落ち込んで涙を流し、今はとてもそんなことを話せる状態でないと、彼が一番知っているはずなのに……。

その瞬間、私は『ああ、この人達とは一生わかりあえない。もうダメだ』と、それまでの張り詰めた糸が頭の中でプツンと切れる音が聞こえました。

うさぎの火葬が終わった後も、夫は真奈美さんの状態を気遣うわけでもなく、選挙の話ばかりを続けたという。その出来事が原因で彼女は離婚を決意する。

初めて真奈美さんのことを理解した夫。それでも・・・

  • 初めて真奈美さんのことを理解した夫。それでも・・・
夫は私が実家に帰って、初めてそこまで苦しめてたのかと気付いたそうです。それで一度会って話した際、なるべくその宗教に関わるような話や、近所の付き合いも考えていくと言われたのですが、もう私はその団体と宗教観に嫌悪感が収まらなかったため、辞めてほしいと頼みました。
しかし夫は『それだけは無理だ』と断固拒否。私はストレスで蕁麻疹が出てくるほどだったため、もう一緒にいたくないと、再び実家に帰り、その後のやり取りはすべてメールで行いました。

それからも真奈美さんは「宗教を辞めてほしい」としばらく説得し続けたが、夫は「辞めることは出来ないけど最大限なんとかする」というやり取りが続いたため、彼女は26歳で結婚生活に終止符を打った。

離婚してからの真奈美さんのその後

実家に帰っている時、両親にも相談したら『別れなさい』と言ってくれたので、離婚を決意できました。今は実家に暮らして、落ち着いた生活を送っています。
なによりも安心してスーパーで買い物を出来るということが、ここまで幸せなことだとは思いませんでしたね。もう好きなだけゆっくりと惣菜を見ることができるのですから。以前の環境を思えば、今は夢のようです。

 現在、真奈美さんは婚活サイトで出会った男性と交際している。しかし結婚については『また失敗したら……』という不安から、まだ考えていないという。
◼︎離婚ファイルシリーズ
● ファイル1男の考えるセックスレス、女の考えるセックスレス。その狭間での不倫(上)
● ファイル2男の考えるセックスレス、女の考えるセックスレス。その狭間での不倫(下)
● 夫は番組制作会社のAD! 忙しすぎる夫に我慢できなくなった妻
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