四柱推命で知ろう!理想に生きる人と現実に生きる人(下)

人はなぜ実体のない理想というものを、追い求め続けることができるのでしょうか?
その個性の一部についても四柱推命では推し量ることができます。
理想に生きる人と現実に生きる人の差は何なのか?そしてそれによってどれくらい生き方に違いが生まれ、何に誰にどのような影響を与えるのか?今回は後半です。

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四柱推命で知ろう!理想に生きる人と現実に生きる人(上)

現実に生きる人は目標という名の理想を描いている

  • 現実に生きる人は目標という名の理想を描いている
次に現実に生きる人についてですが、現実に生きるというのはどういうことを言うのか。そこへの理解がまず必要です。

「夢や理想に向かわず、とにかく地に足を付けて目の前の事をこなしていく。」
「お金やステータスを重視して、曖昧なことに惑わされない。」
「自分の考えや拘りを捨てて、与えられたことに集中する。」

とても堅苦しいですが、こうしたことをイメージされる方は少なくはないでしょう。どれもおっしゃっていることは正しいのですが、一つ言わせて頂くとすれば、この中にも立派な理想が含まれているということです。

「地に足を付けて」は立派な目標です。今ある状況や状態に何か物足りなさを感じてか、それを補いそして維持するためという理想を持って向き合っています。
「曖昧なこと」も目標と言えます。何か惑わされる出来事や物事に今後出遭うことを想定して、その何かに惑わされないようにという理想を掲げています。
「自分の考えや拘りを捨てて」も明確な目標です。このような大きな目標を掲げるその意図や理由が必ずあるのでしょう。こうした理想を掲げて向き合おうとしているその与えられたことが、この方にとって人生の中でとても重要なことが窺えます。

こうして見ていくと、現実に生きる方々にとっても、立派な理想を掲げているのが分かります。理想とは本来、曖昧なものでも空想が生み出した産物でもありません。現実と常にリンクしている目標です。その目標が当面で達し得ることであれば目標と呼び、長い時間を掛ければ達するに値する大きな目標を理想と呼ぶのでしょう。

それでは「理想に生きる人」と「現実に生きる人」の明確な境は何か?

  • それでは「理想に生きる人」と「現実に生きる人」の明確な境は何か?
これはどちらを主体として生きているかにあります。
理想を掲げた後に、そこへ辿り着く方法や道筋を現実的に考える人が理想に生きる人となり、現実を生きるために当面の何か目標を掲げ、それをポテンシャルにしている人が現実に生きる人となります。
しかしこうして比較すると具体的な違いが解り難いので、四柱推命の天干星で説明させて頂きます。
「現実に生きる人」
自我や願望を意味する「比肩星」を一番強く持ち、管理したい制御したいを意味する「財星」を持ち、他に管理されたい制御されたいを意味する「官星」か、学びたい求めたいを意味する「印星」を持っている人が、現実を生きることに明確に適していると言えます。

「理想に生きる人」
自我や願望を意味する「比肩星」を一番強く持ち、表現力を意味する「食傷星」を持ち、他に管理したい制御したいを意味する「財星」か、学びたい求めたいを意味する「印星」を持っている人が、理想を生きることに明確に適していると言えます。

この2タイプに共通するのは、共に現実を直視することができる「比肩星」の存在です。これが何を意味しているかと申しますと、自我や願望、要は自分を強く発揮する要素である思いや気持ち、それを持続させ続ける意志など、自分を突き動かすくらいの原動力が存在しないと、現実にも理想にも追い求めた生き方はできないということです。誰かに付き従ったり依存したりするだけでなく、最低限、自らの求めるゴールを明確に設定できなければ、生きるということの実現すら危うくなってしまうわけです。

理想に生きる方が意外にも足元が見えているのと同様に、現実に生きる人もその実現のため、必ず目標という理想を掲げています。だから夢物語に陶酔してるタイプではない限り、互いに意識し過ぎて、

「そんなに理想ばかり追い求めていたら、結局何もできないぞ。」
「お前には夢がないなぁ。もっと理想を高く持てよ!」

のように真反対と感じられる個性を比較したり責めたりするのではなく、共に生きていくための大切な要素であり、主体となるアプローチに違いがあるだけで、最終的なゴールは同じであることを理解されましょう。そうするとお互いの個性を尊重し合い、また自分に足りないものを補うための良い知恵となることでしょう。

足元しか見ない現実主義者はロボット以下かもしれない?

  • 足元しか見ない現実主義者はロボット以下かもしれない?
ここまでお話をさせて頂きまして、今更と感じるような見出しではありますが、それくらい目標や目的を持つことは重要です。

湧き起こる感情ややる気など、前に進むための推進力は先ほどお話しした自我や願望を意味する「比肩星」を筆頭に、それを発揮するための「食傷星」や、そこに知恵を与える「印星」の存在、またこうした関係性を円滑に促すため、現実的な行動や形にする「財星」や「官星」の存在は、バランスこそ大切ですが必要なものには変わりありません。
こうした天干星の関係性やその強さが適切でないと、人間が人間らしく生きることに多々弊害が生まれてくることも、無きにしも非ずなわけです。

これは必ずそうなるということではないです。生まれた環境や育ってきた経緯、どういった人間関係を育んできて、その中であなたがどう考えどう感じてきたかも、その後の人生の営みには大きな影響を与えます。しかし少なからずそうした経験についてどういう答えを出し、これからの人生にどう生かしていくのかは、天干星に大きく影響を受けるのは致し方ないことです。

・理想の実現のために現実を直視する
・現実を生きるために理想を原動力とする

どちらも人間が明日に希望を抱き、また今日を生きるために必ず必要なものです。現実的にはほぼ在り得ないことではありますが、こうした生き方にない方は、比喩表現ではありますが「ロボット以下」であるとお伝えすることがあります。
ロボットは将来への希望や願望、感情移入や目標を掲げることによるポテンシャルの上昇や維持などというものは、持ち合わせてはいません。しかし役割や作業を与えられれば、プログラミングされているものではありますが、実直に着実にそして正確にその物事を達成に導きます。
しかし人間はロボットのようには生きられません。もし同じような状況であれば人間の場合、そのポテンシャルすら維持できないでしょうし、また行動にすら移せないでしょう。それは自我や願望を持ち合わせており、それを効率よく発揮するものを持ち合わせているからなし得るわけです。
そうなるとロボットのようには生きれません。またロボットのように思いも願いも無かったとしたら、それはもうロボットと同等ではなく、何もできないロボット以下の存在ともなり得るわけです。

目的も目標も人間が人間として生まれてきた所以でしょうし、人間として生きていかなければいけない課題であり役割であり、それらを総称して「運命」と呼ぶのでしょう。その中で何が起ころうと恨むことも憎むことも、落ち込むことも卑下することも意味がないわけで、そこで何を学び何を得るべきかについて考え続けることが、ロボットを遥かに超える「叡智」でありますし、そのために生きていると言っても過言ではないでしょう。

おわりに

あなたはいかなる時でも、理想と現実に生きています。四柱推命は個性の中にその比率を垣間見ることはできますが、あなた自身は自分が理想寄りなのか現実寄りなのかという比率を考える必要はありません。そのことについて考えるよりも、どちらもあるという事実に自分を含め、誰をも理解し認めることが大切で、あらゆる人間がその中で共存し合い、協力し合って生きているということに気付くことが大事なのです。

運命はあなた方の個性の中に大切なメッセージを織り込んでいます。まずはその存在に気付いて下さい。
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  • 蓮 朋龍

    「生きる」ことの意味や意義について運命学の観点から紐解くことを生業としております。おおよそは実経験から感じたことや学んだことを記事とさせて頂いておりますので、どこか共感できる部分などがありましたら、ご自身の人生の糧とされますことを願っております。

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