チーズについて

アレクサンドロス大王もびっくり!?ヨーロッパチーズの歴史

フランスは、ワインだけでなくチーズにも古い歴史を持っています。
さらに、フランスだけではなく、ヨーロッパ各国がチーズの産地であり、それぞれ古い歴史を持ちます。
ここでは、ヨーロッパのチーズの歴史を紹介していきます。

ヨーロッパチーズの歴史は古代ギリシア時代から始まっていた

ヨーロッパのチーズの歴史というと、フランスから始まっていると思われていますが、実は紀元前1000年頃にイタリアからスタートしていたと言われています。
北イタリアのロンヴァルディア州ではすでにこの頃からエトルリア人たちによってチーズ造りが伝えられていた、とされています。

そしてイタリア最古、つまりヨーロッパで最古と言われているチーズがペコリーノ・ロマーノ
羊乳から作られるチーズであり、かなり硬い硬質チーズとして有名です。

ローマ創建の初代王ロムルスにちなんだ名前のチーズであり、ローマの博物館にもこのチーズの歴史を物語る銅像が飾ってあるなど、古くからヨーロッパで愛されていた歴史がある、ということが分かるのではないでしょうか。

チーズは修道院から工場での大量生産へとシフトしていった

帝政ローマ時代、ヨーロッパに派遣された兵士たちがヨーロッパ中にチーズを伝えたことにより、ヨーロッパのチーズの歴史が本格的に始まりました。

そしてローマ帝国が滅びた後以来、修道院を中心にチーズが造られており、自由に国を行き来できる時代では無かったことから、その修道院のあると土地、土地の独特の文化とチーズが形成されていきます。

チーズはあまり高級品として扱われることはなく、庶民の味として広まります。
15世紀頃になると貴族たちの食卓にもチーズが出回るようになり、その後にさまざまなチーズが誕生していき、チーズへの需要がヨーロッパ中で高まって行くことになるのです。

修道院や自宅で作るというチーズ造りが発展していくと、レンネットが大量生産されることになります。
結果的にチーズ造りの規模が大きくなっていき、大量生産されるようになっていきます。

結果的に、昔のような個性と独特な風味を持ったチーズが少なくなって行き、文化が崩れて行きます。
しかし、その後もAOCで保護されたり、伝統的な作り方を続けるチーズ生産者などもいるため、さまざまなスタイルのチーズが現代に広まっている、というカタチになっているのです。

国ごとのチーズの歴史

国ごとのチーズの歴史を、最後に簡単に紹介していきましょう。

フランスチーズの歴史

フランスのチーズは、その昔ローマ人がフランスの大部分を征服し、その時にチーズ造りの技術が広められたことにはじまっています。
フランスはチーズを造ることができる環境が整っており、その土地独特のチーズが生まれるようになっていきます。

ロックフォールが最も古い歴史を持っていて、その歴史は2000年以上とも言われています。
修道院でチーズが造られていた過去があり、今では350以上のチーズが造られています。

ドイツチーズの歴史

ドイツというと、ソーセージのイメージが強いかもしれません。
しかし、ドイツも古くからチーズ造りの歴史があり、諸外国から取り入れられたチーズ造りを、ドイツオリジナルに仕上げていったと言われています。

フリュッシュケーゼと呼ばれておる非熟成タイプのチーズが最も多く造られており、その味わいもチーズにぴったりです。

イタリアチーズの歴史

イタリアチーズは、前述しているようにヨーロッパの中で最も古いと言われており、紀元前1000年前から北部ロンバルディアで始まったと言われています。

山羊や羊の乳を主体としたチーズが多く造られており、パルミジャーノレッジャーノやゴルゴンゾーラ、モッツァレラなど、その土地の形状を生かしたチーズが生まれます。
現在では、多種多様なチーズが生まれており、ワインにもぴったりな味わいのものが多く見受けられます。